ますだ動物クリニック　～スタッフブログ～

１０月は臨時休診の予定はありません。

※９/２８追加
１０月２５日（水）午後　臨時休診
院長東京出張のため
午前は通常通り診療致します。
また、午後の診療時間はスタッフが病院におりますので、診療以外の対応はおこないます。
急な追加となり申し訳ありません。



９日（月）の祝日はお休みになりますのでご注意くださいませ。


朝晩は涼しくなり、秋めいてきましたが、この少し涼しい時期はノミマダニの動きが活発になります！
ノミもマダニもただ刺されてかゆいだけではなく、色々な病気を媒介し、人にも影響が出る病気もあります。
最悪死に至る病気を持っていることもありますから、十分に注意が必要です。

↓　以下、ニュース記事の引用です。

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マダニ感染症、野良猫にかまれ保護しようとした５０代女性が死亡　世界初、厚労省が注意喚起
産経ニュース / 2017年7月24日 17時42分

マダニ感染症の経路（産経新聞）
厚生労働省は２４日、草むらなど野外に生息するマダニが媒介する感染症に感染した猫にかまれた女性が死亡していたことを明らかにした。厚労省は同日、都道府県や医師会などに注意を喚起する通達を出した。ダニ媒介の「重症熱性血小板減少症候群（ＳＦＴＳ）」で、哺乳類を介して人が死亡したことが判明したのは世界で初めてという。

国立感染症研究所によると、平成２８年５月〜７月、弱った野良猫を保護しようとした西日本在住の５０代女性が猫にかまれた。女性に重大な持病などはなく、約１０日後に死亡した。半年後に感染研が女性の検体を受けて精査したところ、猫を介してＳＦＴＳを発症した可能性が高いことが分かった。

ＳＦＴＳは国内で初めて感染が判明した２３年から今年６月末までに２６６人の発症例があり、そのうち５７人が死亡。致死率は２１％に上る。

【用語解説】重症熱性血小板減少症候群（ＳＦＴＳ）

ＳＦＴＳウイルスによる感染症で、主にマダニにかまれてうつる。６日から２週間ほどの潜伏期間を経て、発熱や全身のだるさ、吐き気などの症状が出る。重症化して死亡することもある。死亡例は全て５０代以上で、高齢者が重症化しやすいと考えられている。ワクチンや特効薬はなく、水分補給や解熱剤投与などの対症療法が治療の中心となる。


-----------------------------------引用ここまで----------------------------------------------


７月にニュースになりましたが、SFTSに感染した猫にかまれることで人が死亡したというのはとても怖いニュースです。
SFTSについてはまだわかっていない部分も多いのですが、この件で初めてマダニ以外からも感染したことがわかりました。

静岡県では死亡例は出ていませんが、SFTSを持っているマダニが発見されていますので、十分注意が必要です。

まずはノミやマダニを家に持ち込まないこと。
家に入ってしまうとそこで繁殖して増えてしまうこともあります。
ノミやマダニを見つけても手でつぶさないこと！
卵が入っているとつぶしたことで周りに飛び散って増えてしまいます。

そのため大事なのがノミマダニがつきやすい動物への予防・駆除です。
今は色々なお薬が出ていますので、しっかり予防・駆除しましょう！！

また、動物についていたら、駆除と合わせて、おうちの中の掃除も徹底しておこなってくださいね。