ますだ動物クリニック　～スタッフブログ～

当院では去年から人と動物のしあわせな暮らし研究所稲葉梨沙先生をお迎えして、毎月１回院内セミナーをおこなっております。

先日のセミナーでは高齢者に寄り添う看護として、高齢者の方に多い体の変化を実際に体験してみました。

ひざが曲がりにくいサポーター、腰が曲がった状態にして、視界が狭くなるメガネをつけ、耳も耳栓＋ヘッドホンで聞こえづらくし、実際に待合室から受付へ。
猫を入れたケージを持って移動してみます。



とても重い！！腕が上がりません…（入っているのはうちで一番重い玄米ちゃん、体重５キロ）



ちょっと極端に腰が曲がっていますが…
この姿勢がとても大変！
そしてひざが曲がらないことで歩きづらく、視界が狭いので文字が読みづらい。



↑　お金を取り出すのも一苦労。
（おはじきで代用、手袋で指の動きを取りづらくしています）





↑　色の組み合わせが異なる文字の一覧を見て、どれが見えにくいかの検証

スタッフ全員でおこないましたが、みんなとても苦労していました。

高齢者と一言でいっても色々な方がいらっしゃって一括りにするべきではありませんが、仮に私たちが体験したような状況であるとするならば、自分たちに何が出来るか、どういったところを改善すべきか意見を出し合いました。

すぐに直せる部分は直し、今後取り入れていけることは早急に改善していくことにしました。

思っていた以上に身体が動きづらいというのは大変で、とても良い体験となりました。