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2016年11月19日

寒くなってきました!

寒くなってきました!

↑ これ、何かわかりますか?


寒くなると増えるのが膀胱炎です。

このブログでも毎年のようにお伝えしていますが、特に怖いのが猫ちゃんの男の子の膀胱炎。
猫の膀胱炎の原因は結晶で起こることが多く、写真はおしっこの中の結晶を顕微鏡で見たものでした。
この結晶が細くて長い尿道を詰まらせてしまうことがあります。
そうなるとおしっこが出せなくなり、急性腎不全をおこし最悪死に至る怖い状態(尿道閉塞)となります。

猫ちゃんの男の子で何度もトイレに行くような症状が見られたら要注意!

早めに動物病院を診察しましょう。
そのうち治るでしょと様子を見ると大変なことになる場合があります。

明らかにおしっこが出ていないときは緊急で診察が必要です。
冒頭の写真の猫ちゃんは夜間で緊急来院されました。
無事開放に向かい一安心したところです。
寒くなったんだなぁと思いました。(とはいえ真夏でもおこる場合はあります)

膀胱炎の主な症状:トイレに何度もいく・トイレでずっとしゃがんでいる・トイレ以外で粗相をしてしまう・おしっこに血が混じっている・おなかが膨れてくる・元気食欲がなくなる・何度も吐くなど

ちなみにまれですが、女の子でも尿道閉塞を起こすケースもありますので、女の子であってもおしっこが出ているかどうかは常日頃から十分観察してください。

おしっこは腎臓病になりやすい猫ちゃんにとって、病気の大切なサインです。
量がいつもより多い・少ない・においがおかしい・色がおかしい・・・などいつもと違う状態は要注意です。
おしっこが採れるようでしたら、ぜひ定期的な検尿をおすすめします。

一番怖いのは外でおしっこをしてくる猫ちゃん。
外だと出ているのかおかしいのかチェックが難しくなってしまいます。
外に出る猫ちゃんで発見が遅くなり、残念ながら命を落とすケースもあります。
他人のおうちで粗相をすれば当然トラブルにもなりますので、こうした観点からも猫ちゃんは完全室内飼いが望ましいですね。



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Posted byますだ動物クリニックat08:00 病気について