トリミング・鍼治療・ペットマッサージは完全予約制です!!
必ず前日までに(空き状況の確認が必要のため診察時間内に)ご予約下さい
当院のお休みは木曜・日曜・祝日です。
当院の基本情報に関してはコチラの記事をご覧ください。
鍼治療に関してはコチラの記事をご覧ください。
漢方についてはコチラの記事をご覧ください。
夜間の緊急受診は当院ですぐに対応できないことが多いため、
静岡市夜間救急動物病院への受診をおすすめしています。(年中無休PM9:00~AM1:00)
☎054-269-4199(必ず受診前に☎をして下さいね)
静岡市葵区土太夫町17-1
2015年12月26日
おしっこ出ていますか?

今週は猫ちゃんのおしっこの病気がとても多かったです。
膀胱炎ならまだよいのですが、怖いのが尿道が詰まっておしっこが出なくなってしまう状態です。
この場合は緊急で処置が必要です。
おしっこは本来外へ出なければならないもの。
これが何らかの原因で(猫の場合は結晶のせいであることがほとんどです)外に出せなくなると、膀胱だけでなく腎臓にもダメージがいきます。
そのまま数日放置しておけば死に至る大変怖い状態です。
猫が何度もトイレに行っている場合は、おしっこが出ているのかどうか観察することがとても大切です。
特にオス猫の場合は、尿道が長く細いためメスに比べ詰まりやすいです。
オス猫で去勢手術済、さらに太っている場合はリスクがかなり高くなります。
おしっこが出ているようでもほんの少量しか出ていない・・・という場合も危険な場合があります。
様子を見ないですぐに動物病院を受診しましょう。
大抵の場合は、元気や食欲がなくなる・触ると痛がって怒る・吐くなど何かしらサインが出てきますが、中には詰まっているのに元気食欲はある場合もありますので、オス猫でおしっこが頻回の場合は元気食欲があっても様子を見ない方が賢明です。
(ある程度状態が進めば元気食欲もなくなっていきますが、処置は早い方が回復も早いです)
もし詰まっていたらどうするのか?
鎮静をかけて尿道カテーテルを入れ、おしっこを出す処置と膀胱を洗う処置をします。
合わせて血液検査をおこない、腎臓へのダメージがあるかを確認します。
また尿検査をおこない、原因を調べます。
基本的には入院、状態によって入院日数は異なります。
※これは当院の場合ですので、病院によってはやり方が違うこともありますのでご了承下さい。
わんちゃんでもおしっこの病気はもちろんあります。
そしてわんちゃんの場合は、結晶が結石になっている子もちょくちょくいます。
これは特にメス犬の場合が多いです。
今月は膀胱結石の手術をしたわんちゃんもいました。
これがその時の結石の写真です。
定規のあてかたが悪いのでわかりにくいですが、2.5センチほどの大きさがありました。
この石が膀胱にあって中を傷つけてしまい、出血がひどかったです。
結石がある=即手術ではないのですが、内科療法をおこなっても改善がない・石が大きいもしくは数が多い・石が尿道に詰まってしまったなどの場合は手術が必要となります。
わんちゃんの場合、体質的に結石ができやすい犬種があります。
シュナウザー、シーズー、ダルメシアン、コーギー、ペキニーズ、パグ、ダックス、ヨーキーなどです。
猫ちゃんもわんちゃんも、結晶や石が出来る原因はいくつかあります。
・体質
・食餌内容
・細菌感染
・肥満
・ストレス
これらの中で予防ができることは食餌(と肥満)です。
ミネラル分や塩分の多い食餌やオヤツは控える(鰹節や煮干しは動物用であっても好ましくありません)、体重が増えないよう気を付けるというのは飼い主さんが出来る大切な予防です。
特に猫の場合は、体質が強い子だと繰り返しおしっこの病気になってしまうことがありますので、一度膀胱炎になったら食餌の見直しが大切です。
寒い時期は膀胱炎をおこしやすいといわれます。
くれぐれもおしっこの状態がおかしくないか注意してみてあげて下さいね。
ミネラル分や塩分の多い食餌やオヤツは控える(鰹節や煮干しは動物用であっても好ましくありません)、体重が増えないよう気を付けるというのは飼い主さんが出来る大切な予防です。
特に猫の場合は、体質が強い子だと繰り返しおしっこの病気になってしまうことがありますので、一度膀胱炎になったら食餌の見直しが大切です。
寒い時期は膀胱炎をおこしやすいといわれます。
くれぐれもおしっこの状態がおかしくないか注意してみてあげて下さいね。
Posted byますだ動物クリニックat09:00
病気について